イタリアはカトリックの国、イースター(イタリア語でパスクワ:Pasqua)は祝日で、みんなでお祝いします。日本ではあまり馴染みのないイースター時期のイタリアの雰囲気、イタリア人はどのように過ごしているのでしょうか?また、この時期のイタリア旅行はどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
こんにちは!オグリです。
イタリアのお酒アペロールを飲んだくれていたら、すっかりイースターが終わってしまいました。
さて、今回の記事ではイタリアのイースター「パスクワ」をご紹介します!
イースターとは
キリスト教における最も重要なお祭りです。
イエス・キリストが磔の刑により死亡してから3日後に復活したことを記念するお祭りで、日にちは年によって変動します。
なぜなら、イースターの日が「春分の日後、最初の満月後の第一日曜日」という決め方だからです。
この日程は時差などの影響から国によって異なったり、宗派によって異なることがあり
2019年のイタリアのイースターは4月21日、2020年は4月12日になります。
イタリアのイースター
イースターの過ごし方
イタリアは国民の80%がカトリック信者(外務省HPより)であり、
国内にカトリックの総本山であるバチカンがあるため、もちろんイースターをお祝します。
私のまわりのイタリア人は、イースターの日はイタリアでは祝日になるので皆その前後で休みをとって
1、2週間くらいの連休を作り、実家に帰って家族と過ごしたり、旅行に出かけたりします。
まさに日本のゴールデンウイークみたいな感じです。
イースター時期の街
イースター前はセールを開催している店も多く、イースター当日は休みの店も多いことから
みんな休日の前に買い物に出かけます。
そして、店の駐車場がいっぱいになってしまうので、路駐している車もたくさん見かけます。
私もいつものスーパーに買い物に出かけると、お気に入りのアペロールが売り切れていました。
めったにない事なんですが。。日本でいうと「いいちこ」が売り切れているような感覚です。
アペロールはイタリアの北部を中心に主に食前酒として飲まれているお酒で、
家族で集まってみんなで食事をするイースター時期にはぐっと需要が高まるからでしょう。
アペロールについて知りたい方はこちらの記事も読んでみて下さい。とっても美味しいお酒です!
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また、観光地は日本の連休ほどではありませんが、国内の旅行客で混雑しています。
イースターエッグとイースターバニー
一般的な日本人にはイースターってあまり馴染みが無いですよね。
私もイタリアに住み始めるまで、イースターはまるで意識したことがありませんでした。
イースターバニーとイースターエッグの由来も当然知らなかったので、この前イタリア人に聞いてみました。
すると、私の周りのイタリア人はみんなその由来を知らなかったんです!
理由は
「子どもの頃から、イースターの時は当然のようにウサギも卵もそこにあったから由来なんで気にしたことない」
とのこと。
カトリック信者ではあるものの、こういう細かいところは気にしないんですね。
イタリアではチョコレートの巨大イースターエッグを食べる風習があります。
由来は鶏の卵を染めたり、装飾する一般的なイースターエッグですが、
いまやチョコレートエッグの方が存在感がありますね。
詳しくはこちらの記事で書いているので良かったら読んでみて下さい!
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旅行時の注意
さて、最後にイースター時期にイタリア旅行する際の注意をシェアしておこうと思います。
先ほども書きましたがイースターの日はお休みになる店や観光施設が多いです。
特にパブリックな観光施設は開館スケジュールを事前にチェックすることをオススメします。
また、イタリア人も観光に出かけてどこも通常より混雑傾向にありますので、
お目当てのレストランや予約しなければ入れない美術館、観光施設などは余裕をもって予約することをオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はイタリアのイースターの様子をご紹介しました。
機会があればぜひ、この時期にイタリアにきてチョコレートエッグを食べてみて下さい!
そして私イチオシのアペロールも飲んでみて下さいね!
執筆時点でイースター過ぎてますが、Buona Pasqua!(イタリア語で「ハッピーイースター!」)