イタリアで絶大な人気を誇るリキュール「アペロール(APEROL)」、日本ではまだまだ認知度が低いですが、その味は非常に日本人の味覚に合っていて一度飲めばヤミツキになること間違いなしのお酒です。この記事ではアペロール(APEROL)の魅力をご紹介します。
アペロール(APEROL)とは
イタリア北部のヴェネト州パドワで1919年に誕生したオレンジとハーブを原料とするリキュールで、誕生後、イタリア南部へと広まっていき、今では世界中190か国以上で広く飲まれ続けています。
その夏のような鮮やかなオレンジ色とビター&スイートな味はリラックス効果があり、一度飲んでヤミツキになってしまう人もたくさん。
イタリアでは主に食前酒(アペリティーヴォ)として飲まれるお酒ですが、その味は決して食事の邪魔をするものではなく、食中にも楽しめます。
日本ではまだまだマイナーなお酒ですが、現在世界No.6の消費量を誇り、Drinks InternationalのThe World’s Best-Selling Classic Cocktails 2019[1]でアペロールを使ったカクテル「アペロールスプリッツ」が世界第9位に選ばれるくらい人気のお酒です!
ここ最近、さらに人気も上昇中で、2017年にはアメリカで人気に火がついています!
アペロールは2019年で100周年!
1919年に バルビエリ(Barbieri)兄弟が発明し、パドワインターナショナルフェアで発表されたアペロールは 2019年に100周年!
秘伝のレシピは誕生から100年、変わることなく引き継がれてきています。[2]
そして2019年、新しいキャンペーン「Together we joy(https://youtu.be/qjq9JYSxPZg )」も始まりました。
ますます盛り上がっていくこと間違いなしですね!
アペロールの歴史を詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみて下さい。
歴史を知るとアペロールの味がまた格別になるかもしれませんよ!
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製造メーカー
製造元はイタリアのカンパリグループ(CAMPARI Group)です。
もともとはバルビエリ社が1919年に立ち上げたブランドですが、2003年にカンパリグループが買収しました。
日本ではサントリーとアサヒビール(2017年9月1日に販売開始)が輸入販売していて、
外国食材を扱うKALDIや楽天でも購入することができます。
最近では、イタリアンレストランやバーでも扱っている店も増えてきました!
オススメの飲み方
アペロールスプリッツ(Aperol Spriz)
これを飲まずにアペロールは語れない!
アペロール系カクテルの中でも一番メジャーな飲み方です!
フルーティーな中にも特徴的な苦みがアクセントに広がる、とても飲みやすい味です。
ひとくちにアペロールスプリッツといってもそのレシピはいくつもあります。
ここでは基本的なレシピの一つ、IBA(国際バーテンダー協会)公認のレシピ[3]をご紹介します。
〇材料
・プロセッコ(Prosecco)6 cl
・アペロール(Aperol)4 cl
・ソーダ水
・オレンジスライス
*プロセッコはスパークリング白ワインの一種です。無ければこだわらずにスパークリング白ワインで代用可能です。
*あまりなじみがないかも知れませんが1clは10mlのことです
〇作り方
1.プロセッコとアペロールを混ぜます。
2.氷を入れたオールド・ファッションド・グラス(ロックグラス)に1を注ぐ
3.ソーダ水を注ぐ
4.オレンジのスライスを添えて出来上がり
*手間をかけたく無ければ、グラスに氷を入れて、そこにアペロール、プロセッコ、ソーダ水を注いで混ぜてしまっても問題なく楽しめます。
アペロールスプリッツについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
IBA以外のイタリア人直伝レシピもご紹介しているので、ぜひ見てみてください。
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アペロールソーダ(Aperol Soda)
こちらも定番のアペロールカクテル。
シンプルにアペロールにソーダ水を混ぜただけのカクテルです。
スプリッツよりもよりダイレクトにアペロールの味が楽しめるのが特徴で、
イタリアではアペロールソーダがビン詰めでも売られています。
日本でいうハイボール的な感覚でしょうか。
やや苦みが強いので、苦手な方はスプリッツやフルーツ割りをオススメします。
〇材料
・アペロール 30ml
・ソーダ水 60~90ml
・レモンスライス (お好みで)
ソーダ水の量はお好みで調整してみて下さい。
アペロールに対して2から3倍くらいの量のソーダ水で割ればOKです。
〇作り方[3]
1.アペロールとソーダ水をグラスに注ぎ、かき混ぜる
2.レモンスライスをのせる
簡単ですね!
アペロールオレンジ
アペロールとオレンジジュースのカクテルです。
オレンジジュースはオレンジが原材料のアペロールとは相性ばっちりです!
アルコール度数が他のカクテルに比べて低いので、お酒が苦手な方にもオススメのカクテルです。
非常にフルーティーでスッキリと飲むことができます。
〇材料
・アペロール 70ml
・オレンジジュース 20ml
・オレンジスライス (お好みで)
〇作り方[3]
1.アペロールとソーダ水をグラスに注ぎ、かき混ぜる
2.オレンジスライスをのせる
こちらも簡単ですね。アペロールの量はお好みで調整してみて下さい!
さっそく作ってみよう!
アペロール
ありがたいことに本場の味が日本でも簡単に手に入ります!
Amazonではわりと品薄状態のようですが。。
スプリッツを作るならプロセッコも!
色々な種類があるのでお好みで用意すれば良いと思いますが
私がアペロールスプリッツを作るときに良く使うのは、こちらのプロセッコです。
イタリア最高峰でありながら、メチャクチャ高いわけでもないのが魅力です!
Amazon と楽天でプロセッコを検索した結果のリンクも貼っておきますね。
自分の好みで探したい方は見てみてください!
まとめ
いかがでしたか?この記事を通じて、アペロールの魅力が少しでも伝われば嬉しいです!
イタリアではホームパーティーで、バカンス先で、日々の食前酒に、様々な場面で飲まれているお酒です。
ぜひ、みなさんも日々の生活に取り入れて、アペロールで楽しいひと時を過ごして下さい。
出典
[1] https://drinksint.com/news/fullstory.php/aid/8115/The_World_92s_Best-Selling_Classic_Cocktails_2012349.html?current_page=5 [2]https://www.camparigroup.com/it/gruppo/storia/marchi/aperol [3]https://iba-world.com/new-era-drinks/spritz-veneziano/